韓国雇用状況、統計結果よりも悪い可能性も

韓国の賃金勤労者が関連統計作成以降、初めて減少した。新型コロナウイルス感染症新型肺炎)が正規職と非正規職を問わず打撃を与えたためだ。正規職より非正規職のほうが減少幅が大きかった。新型コロナによって非正規職が多い対面サービス業種の被害が大きかったためだ。今回の調査には8月新型コロナ再拡大の影響は反映されていない。このため、現在の雇用状況は統計よりも悪い可能性が高い。 ◆過去初めて賃金勤労者が減った 韓国統計庁は27日に発表した「経済活動人口調査勤労形態別 付加調査結果」で、今年8月の賃金勤労者は2044万6000人で、昨年同期に比べて11万3000人減ったと明らかにした。関連統計を作成し始めた2003年以降、初めての減少だ。通常、人口が増えると賃金勤労者は継続して増える。しかし8月にはこのような傾向が適用されないほど雇用状況が悪かったということだ。 統計庁のチョン・ドンウク雇用統計課長は「賃金勤労者の規模が増えながら正規職が非正規職に比べて6対4程度の比重で多く増えるのが一般的な傾向」とし「だが、8月調査では新型コロナの影響で正規職・非正規職問わず減少した」と説明した。 昨年同期に比べて正規職(-5万8000人)と非正規職(-5万5000人)の減少の規模はほぼ同じだった。